[東京フィルメックス] 最新作『静かな雨』観客賞受賞!
東京フィルメックスにて”観客賞”受賞!
11月30日(土)に「第20回東京フィルメックス」の受賞式及びクロージングセレモニーが開催されました。今回初めて原作の実写映画化に挑戦する中川龍太郎監督の最新作『静かな雨』が”最も観客から支持を集めた”映画に贈られる“観客賞”を受賞しました。
受賞式にて審査員長のトニー・レインズさんは「10作品、本当に多様性に富んでいた。それらに1つ共通点があるとすれば、市山ディレクターの選択眼が特殊なものだということ。自分も多くの映画祭で審査員を務めてきたが、これほどまでにすべての作品が、終始一貫して同じレベルを作品が持っている、そういう映画祭というのは稀。(審査員も)多種多様で、それぞれ国も違いますし、今回は日本から2人、イランから1人、カザフスタンから1人、英国から(トニー・レインズ自身)1人、かなりいいミックスだったと思う。」(引用元: Cinemarche)と、上映作品のレベル高さと映画祭自体の多様性と国際性を評価しています。そのような映画祭にて観客の皆様からの投票で決まる“観客賞”を受賞できたことを大変光栄に思います。
また、授賞式にて中川監督が下記のようにビデオメッセージを送りました。
「東京フィルメックスという、学生時代から友人としょっちゅう通っていた映画祭で観客賞という、素晴らしい賞をいただけて本当に嬉しく思っています。学生時代に何度も何度も行っていた映画祭なので、その時一緒に観ていたお客様からのご支持が少しでもいただけたのだとしたら、こんなに光栄なことはございません。この映画は2020年2月7日に劇場公開されますので、その時また観ていただけたら嬉しいです。今回は、本当に有難うございました。」
舞台挨拶に登壇!
PC: Tokyo Filmex
本作は、東京フィルメックスのコンペティション部門に選出され、11月24日(日)に有楽町朝日ホールにて上映されました。中川監督は、ダブル主演となる仲野太賀さんと衛藤美彩さん、音楽を担当した高木正勝さんと共に舞台挨拶を行いました。『走れ、絶望に追いつかれな速さで』以来のタッグとなる仲野太賀さんは中川監督との制作への強い想いを明かし、本作が長編映画初出演及びは初主演となる衛藤美彩さんは、演じた役との共通点など本作への想いを語りました。そして、上映後に東京フィルメックスのディレクター市山尚三さんとの対談で、本作の制作に至る経緯を話しました。
PC: Tokyo Filmex
東京フィルメックス公式サイトでも紹介!
当日の様子は東京フィルメックスの公式レポートからもご覧いただけます。
・[レポート記事]【レポート】『静かな雨』舞台挨拶、Q&A
・[レポート記事]【レポート】授賞式&受賞者記者会見
・[YouTube] 11/24 『静かな雨』Q&A
[メディア掲載]
〜舞台挨拶〜
■[映画ナタリー] 仲野太賀と衛藤美彩、同世代監督と作り上げた「静かな雨」日本初披露
■[映画.com] 中川龍太郎監督、「静かな雨」で映画初出演の衛藤美彩を絶賛「ディテールまで表現してくれた」
■[anemo]【レポート】W主演を務めた仲野太賀、衛藤美彩らが舞台挨拶に登壇!映画『静かな雨』2020年2月7日(金)全国公開が決定
〜観客賞受賞〜
■[映画ナタリー] ペマツェテンの「気球」がフィルメックス最優秀作品賞、広瀬奈々子監督作も受賞
■[映画.com] 東京フィルメックス最優秀作品賞は「気球」、ペマツェテン監督3度目の戴冠
■[シネマトゥデイ] 東京フィルメックス、グランプリは中国映画『気球』 ペマツェテン監督作が3度目の受賞
■[Cinemarche]【東京フィルメックス2019受賞結果】グランプリは中国映画『気球』。そのほかの受賞作品の紹介も
■[ザテレビジョン] 仲野太賀と衛藤美彩のW主演映画が東京フィルメックスで「観客賞」を受賞
■[anemo] 仲野太賀×衛藤美彩W主演映画『静かな雨』、第20回東京フィルメックスにて観客賞受賞!中川龍太郎監督のコメントも到着
[作品情報]
本作は「羊と鋼の森」で2016年の本屋大賞1位を受賞した作家・宮下奈都の同名小説が原作。監督は『四月の永い夢』(2017)で世界4大映画祭のひとつモスクワ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞した新鋭・中川龍太郎。数々の賞に輝いた中川監督と出演者の若い力を結集させた本作で、世界に真の愛を問いかけます。
【ストーリー】
大学で生物考古学研究助手をしている行助(仲野太賀)は、パチンコ屋の駐車場でおいしそうなたいやき屋を見つける。そこは、こよみ(衛藤美彩)という、まっすぐな目をした可愛い女の子が一人で経営するたいやき屋だった。そこに通ううちにこよみと少しずつ親しくなり、言葉を交わすようになる。だがある朝、こよみは交通事故で意識不明になってしまう。毎日病院に通う行助。そしてある日、奇跡的に意識を取り戻したこよみだが、事故の後遺症で記憶に障害があることがわかる。事故以前の記憶は残っているが、目覚めてからの記憶は一日経つと消えてしまうのだ。行助は記憶が刻まれなくなったこよみと、変わらずに接していこうとするが……。
【公式HP】https://kiguu-shizukana-ame.com/
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