no photo

『イントゥ・ザ・ワイルド』

こんばんは、月曜担当の木ノ内です。
先週の藤村さんからのお知らせにありましたが、ついにCalling』がDVDとして発売・レンタルされる事が決定しました!これも皆様の応援とサポートのおかげです、いつも本当にありがとうございました!9月27日からAmazonでの販売も開始します。この『Calling』という映画は Tokyo New Cinema がアメリカで最初に上映した映画で、ボストンの映画祭で入賞し、ニューヨークの映画祭でタイムズ・スクエアでの上映も決まっている作品です。実験的作品でありながら、中川監督のセンスと若手俳優の演技が煌き、国内外で高く評価された作品です。
 calling_English_Poster
話は少し逸れますが、先週は『イントゥ・ザ・ワイルド』(Into the Wild)という2007年の映画を観ました。あらすじは「裕福な家庭に生まれ、物質的に恵まれた環境で育ったクリスは大学を優秀な成績で卒業する。両親はハーバードのロースクールに進学することを望んだが、金で物ばかりを与える親に嫌気が差したクリスは学資預金を寄付し、身分証を切捨て、この世界の真理を求めアラスカへと旅に出る。旅路の中で様々な人と触れ合い、本当の幸せとは何かを知る。」(Wikipedia 引用)
 Into-the-wild
真実を元にした、いいアメリカ映画を観れました。恵まれているが孤独な主人公、学業も優秀で才能も認められているのに感る疎外感、正直であろうとしても逃げられない社会の偽善、愛していても価値観の合わない親、そしてそれらに抗おうとする若さと切なさ。
この映画はアメリカのいわゆるエリート大学出身者の通常の社会から外れた出会いを映した映画です。アメリカだけでなく現代社会に疑問を問いかける若者の映画と言った方が正確かもしれません。
はたして主人公はこの孤独とどう向き合うのか。人間の本当の幸せとをは。
Tokyo New Cinema 作品のように、この映画は若者の「生き方」に焦点が置かれ、美しく表現されていました。