台北映画祭

モスクワに続き、台北映画祭に来ておりました。

こちらも連日大入りの大盛況、海を渡っての歓迎はやはり格別なものがあります。

驚いたのは若い観客が圧倒的に多いことと、上映後の質疑応答の質問が極めて具体的であることでした。

映画を実際に制作して自身の創作の糧にしようとしているとしか思えない具体性の高い質問にたじたじになってしまいました。

映画学校の学生ばかりなのかと聞いたらそうではない様子。リテラシーというのか、その熱量に感動しました。

上映後のサイン会のような場でもちょっと信じられないくらいの数の観客の方が並んでくださりました。数えられませんでしたが100人はいたとのこと。

束の間の有名人気分…などに浸る間もなく、それぞれの方がサインだけじゃなくて質問や感想をダイレクトにぶつけてきてくれたのでドキドキでした。

僕たちの映画だから、ということよりも、おそらく日本映画や文化、それから日本の若者たちへの関心が大きいんだろうな、と感じました。

当たり前のことですが、台湾に来て、改めて日本もまたアジアの一部なのだということを再認識できたことも自分にとって大きな意味のあることでした。

戻ってきたい大切な場所がまたひとつ増えました。

まあでもそろそろお味噌汁も飲みたいので…明日、帰国いたします!

中川龍太郎

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