お膳
こんばんは。
本日は、大野一雄さんの「お膳」という作品についてお話しします。
この作品は、「胎児の夢」とも呼ばれるもので、胎児と母親を表現したものと思われます。
この作品を観た時、踊るとはこういうことだと思いました。
作られた動きではなく、衝動で動くものだと。
常にきらきら輝いていて、子供で、純粋な動き。
何度観ても、涙が溢れ出します。
優しく美しい、そして切ない。
彼の作品は、いつも新鮮で汚れていない。
上辺ではなく、しっかりと心で踊っているんです。
内容を知らずに観たのですが、すぐに赤ちゃんだと思いました。
そして自分と重ね合わせました。
必ず、誰もが感じたことのあるものだと思います。
心臓をぎゅっとつかまれたような、そんな衝動がおこりますよ。
見終わった後に思ったこと
生まれるときと死ぬときは同じなんだ。
ぜひ「お膳」を。
http://www.youtube.com/watch?v=yI-PU8CO43c
TNC中村