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近況報告、THE TOKYOとの思い出について

ご無沙汰しております。
一年以上ぶりに書かせていただきます、中川龍太郎です。

知らぬ間にちゃんとしたオフィスができていたり、映画塾なるよく分からないものを代表がやっていたり、あまり事務所に顔を出さないもんだから、すっかり会社から取り残されておりますが(この前行ったら自分の椅子がありませんでした)、一応少しは仕事もしています。笑

来年、劇場公開予定の最新作『走れ、絶望に追いつかれない速さで』もほぼ完成しました。太賀くん、小林竜樹くん、黒川芽以さんといった同世代の実力ある役者さん達との撮影はとても刺激的でした。

現在、来年撮影予定の最最新作の構想も練っております。いつ具体的な段階に入れるのか、日々あれこれと思案しております。

また、映画とは別に、とあるバンドのミュージックビデオの撮影中でもあります。まだ詳細を出す段階ではありませんが、映画を撮り始めた頃から憧れだった女優さんを主演に迎えて撮っており(映画を続けていて良かったとしみじみ思いました。俗物ですみません。笑)、今のところは特に問題なく進んでおります。こちらは11月くらいには、公開できると思いますので頭の片隅に置いてもらえましたら幸いです。

ミュージックビデオといえば、一年前の夏はTHE TOKYOと一緒に撮っていました。初のMV(そもそも初の映画以外の作品でした!)ということで、多くの方にご迷惑をかけつつ、楽しいだけではない撮影でしたが、非常に懐かしく今でもたびたび思い出されます。

何と言ってもバンドメンバーの皆がとてつもなく魅力的でした。ボーカルの敦史さんは自分にとっては兄貴のような存在で、今でもお世話になっています。深夜まで続いた撮影の後はメンバーと一緒に当時自分が暮らしていた大岡山のアパートで朝まで飲んでいました。

元々の経緯としてはドラマーの司からの紹介でした。彼は自分が大学に入学した時分からの友人でした。元々一緒に何かしたかったのですが、『走れ、絶望に追いつかれない速さで』の元ともなった共通の親友が亡くなり、そのことですぐにでも一緒に何かできないか、という気分が生まれました。いずれにせよ、司の存在がなければ、自分はTHE TOKYOというバンドと巡り合うことはなかったと思います。

次のミュージックビデオは音楽の方向性も違いますし(今回は優しい曲ですよ)、撮られているものも勿論違いますが、男女の恋愛がモチーフになっているところなどなど、通じるところもあるかもしれませんので、ぜひ楽しみにしていていただけましたら幸いです。

ではでは、まずは思い出深いTHE TOKYOのMV『ROCK ROCK ROCK/俺たちのグッドバイ』を。まだご覧になってない方は勿論、既にご覧になった方もそれぞれの去年の夏を思い出しつつ!

それからもういっちょ!
今年、公開されました同じTHE TOKYOの新作MV『C’MON』。脚本はドラマーで親友の司。主演はTHE TOKYOの顔でもある太智くんです。
そんでもって監督は佐近圭太郎くん。こっちのMVの方が僕のものより出来が良いと評判で、最近はしばしば彼に仕事を奪われています。笑
ちなみに現在制作中のMVでも脚本と制作として関わってくれています。素晴らしい相棒です)

2015.9.9
中川龍太郎