《好評上映中》第1番「蒲田哀歌」を中川龍太郎が監督『蒲田前奏曲』キネカ大森にて舞台挨拶開催!
《好評上映中》第1番「蒲田哀歌」を中川龍太郎が監督『蒲田前奏曲』キネカ大森にて舞台挨拶開催!
中川龍太郎が第1番「蒲田哀歌」を監督・脚本を手がけた連作長編映画『蒲田前奏曲』の公開を記念して9/26(土)にキネカ大森で舞台挨拶を開催!「蒲田哀歌」にご出演の古川琴音さん、須藤蓮さん、そして中川龍太郎監督が登壇!本作のプロデューサーでご出演されている松林うららさんが進行を務めました。舞台挨拶では、本作でそれぞれが演じた役や作品に込めた想いを語りました。
ロケ地となった蒲田について尋ねれた監督は、蒲田という街の歴史や過去の人間が現在をどう見ているかを通して現在が見えてくるのではないかと考えて撮影に臨んだと語りました。古川さんは、古い商店街や屋根の低い建物の並ぶ通りなど昔の日本を感じる景色が残る蒲田のノスタルジックな点が印象的であったと述べました。
75年前の空襲を描いた意図を問われた監督は、古川さんが演じる節子というカラーの存在が若く生きていたことを映像化する必要性を感じ、編集しながら現代的な須藤さんの役と松林さんの役のあいだで、古川さんが白黒の存在をカラーにしてくれたと感じたと述べました。古川さんの役の存在感には須藤さんからも絶賛のコメントがありました。
最後に、登壇者からこれからご覧いただく皆様にメッセージを述べました。古川さんは蒲田の街並み全体とファンタジーの要素を、須藤さんは監督が75年という時間の断絶のなかで空襲や節子の存在を通して何を描きたいかを、そして、監督からは4作品並んだときにどのような化学反応があるかをぜひ観ていただければ嬉しいと語りました。
劇場までお越しいただいた皆様ありがとうございました!
【メディア掲載】
■【ACTRESS PRESS】映画 『蒲田前奏曲』公開記念舞台挨拶に古川琴音、須藤蓮、中川龍太郎監督、松林うららが登壇!本作に懸けた想いや撮影の裏話などを語る
■【NB Press Online】「想うた」シリーズCMでも注目の女優・古川琴音 登壇。映画『蒲田前奏曲』公開記念舞台挨拶
ほか
「女を演じるなんて、くだらない」
“女”であること。”女優”であること。女性に様々な<仮面>を使いこなすよう強いられる。売れない女優・蒲田マチ子の眼差しを通して露わになったその苛立ち。周囲の人々との交わりと通して生まれた葛藤や社会への皮肉を個性あふれる若手実力派監督が独自の目線で描く。
本作は、日本映画界の若手実力派監督である中川龍太郎監督、穐山茉由監督、安川有果監督、渡辺紘文監督による連作スタイルの長編映画。本作の女優兼プロデューサーである松林うららさんの地元・蒲田を舞台に撮影。第15回大阪アジアン映画祭にてクロージング作品として上映されました。中川龍太郎が手がけた第1番『蒲田哀歌』には古川琴音さん、須藤蓮さん、松林うららさんが出演。ぜひご覧ください!
【劇場情報】(最新情報はこちら)
・ヒューマントラストシネマ渋谷・キネカ大森:9/25(金)〜
・テアトル梅田・京都みなみ会館:10/16(金)〜
・元町映画館(神戸)・シネマスコーレ(名古屋):10/17(土)〜
・シネマ尾道(広島):11/7(土)~11/13(金)
2020年9月25日(金)よりキネカ大森ほか全国順次公開中!
【公開記念特集上映】
現在好評上映中の『蒲田前奏曲』の監督の作品を特集上映する「監督たちの前奏曲」。キネカ大森にて中川龍太郎監督の2作品が上映されます。10/10(土)の『愛の小さな歴史』上映後には中川監督の舞台挨拶も開催!貴重な劇場上映回となりますので、ぜひお越しください!
▼『愛の小さな歴史』上映(舞台挨拶付き)
・日時: 10/10(土) 17:30の回上映後
・場所: キネカ大森
・登壇者: 中川龍太郎監督
▼『走れ、絶望に追いつかれない速さで』上映
・日時: 10/11(日) ※近日更新
・場所: キネカ大森
▶︎チケット予約や詳細はこちら(上映回2日前より販売開始)
【作品情報】
【ストーリー】
蒲田に住む売れない女優マチ子を主軸に、マチ子の周りの人間模様を通して、”女”であること、”女優”であることを求める社会への皮肉をコミカルに描く。
◎第1番「蒲田哀歌」
監督・脚本:中川龍太郎
出演:古川琴音 須藤蓮 松林うらら
オーディションと食堂でのアルバイトの往復で疲れ果てている売れない女優、マチ子。ある日、彼氏と間違われるほど仲の良い弟から彼女を紹介されショックを受ける。だが、その彼女の存在が、女として、姉として、女優としての在り方を振り返るきっかけとなる。
◎第2番「呑川ラプソディ」
監督・脚本:穐山茉由
出演 : 伊藤沙莉 福田麻由子 川添野愛 和田光沙 松林うらら 葉月あさひ 山本剛史
アルバイトをしながら女優をしているマチ子。大学時代の友人5人と久々に女子会をするが、独身チームと既婚チームに分かれ、気まずい雰囲気に。そこでマチ子は蒲田温泉へ行くことを提案する。5人は仕事、男性のことなどを話し合い、次第に隠していたものが丸裸になっていく。
◎第3番「行き止まりの人々」
監督・脚本:安川有果
出演 : 瀧内公美 大西信満 松林うらら 吉村界人 二ノ宮隆太郎 近藤芳正
映画のオーディションを受けたマチ子。セクハラや#metooの実体験やエピソードがあれば話すという内容だったが、皆、思い出すことに抵抗があり、上手く演じられない。そんな中、マチ子の隣にいた黒川だけは迫真の演技を見せる。マチ子は共に最終選考に残ったが・・・。
◎第4番「シーカランスどこへ行く」
監督・脚本:渡辺紘文(大田原愚豚舎)
出演 : 久次璃子 渡辺紘文
マチ子の実家は大田原にある。大田原に住む親戚の小学5年生のリコは、大田原で映画の撮影現場にいる。そこへとある映画監督が撮影現場の待合所にやってきて・・・。
渡辺紘文監督ならではの視点で東京中心主義、映画業界、日本の社会問題批判を皮肉に表現し描く。
【HP】https://www.kamataprelude.com/
【Twitter】https://twitter.com/kamataprelude