走れ、絶望に追いつかれない速さで 上映情報(渋谷)
渋谷ユーロスペースにて
2016年6月4日(土)〜6月24日(金)
レイトショー 21:00~
モーニングショー 9:45~
(初日を除く土日のみ)
Introduction
史上初となる東京国際映画祭2年連続入選を最年少にして果たした中川龍太郎監督の最新作。主演の太賀は第6回TAMA映画賞にて最優秀新進男優賞(『ほとりの朔子』)を受賞した期待の若手俳優。親友の薫役には『恋の罪』でも注目を集めた小林竜樹が中川監督の前作『愛の小さな歴史』から引き続き熱演。そして、ヒロインに実力派女優の黒川芽以(『ドライブイン蒲生』)を迎えた、まさに次世代を担う若手俳優たちが集結した作品となっている。
Story
青春時代を共有した親友・薫(小林竜樹)の死を受け入れられないでいる漣(太賀)。描き遺された絵には薫の中学時代の同級生「斉木環奈」の姿があった。薫にとって大切な存在であり続けた彼女に薫の死を知らせるべく漣は薫の元恋人だった理沙子(黒川芽以)とともに彼女の元へ向かうのであった…
実力派として注目の若手俳優、太賀、小林竜樹、黒川芽以が織りなす繊細な感情の機微は見所。
Comment
「この映画を撮った監督の想い、意味が、重たく優しく感じられて、心揺さぶられ…気がついたらポロポロと泣いていました。」
倍賞千恵子(俳優)
「ザラッとした中にサラっとしたシャツが風でなびき、キレイな夕日にタバコをくゆらせる。ああ、人が作る人ってのは夢が溢れるなと感じさせてもらえた。隠しみているような、でも時には大胆に被写体に突っ込んでいく。無骨なようで繊細なようで。太賀の純粋さが恐怖にさえ感じた。とても素敵でヒリヒリしました。ラストカットは、忘れられません。」
染谷将太(俳優)
「この夢見るようなロードムービーで、我々は夜の東京の街角を彷徨い、ビルの屋上から街のオーロラを目撃しながら小型飛行機で旋回する。」
カイエ・デュ・シネマ(フランスの映画批評誌)