【イベントレポート】てぬぐい「かまわぬ」浅草店でのトークイベント、満員大盛況でした
5月26日(土)18時、てぬぐい「かまわぬ」浅草店で、『四月の永い夢』中川龍太郎監督と「かまわぬ」高橋専務のトークイベントが開催されました。
『四月の永い夢』劇中で三浦貴大さん演じる役柄がてぬぐいを染める注染職人ということから、「かまわぬ」さんには映画オリジナルてぬぐい「金魚花火」を作成していただきました。
トークイベントは約30席の会場が満席に。鮮やかなてぬぐいに囲まれた会場は大盛況となりました。
「かまわぬ」浅草店2階では、6月3日まで『四月の永い夢』特別展を開催しています。
『四月の永い夢』劇中に登場するさまざな柄の手ぬぐいを展示しています。どれも綺麗な柄ですね。
手ぬぐいは日常で使うのもいいですが、こんなふうに額に入れて飾っても綺麗ですね。
『四月の永い夢』劇中で朝倉あきさんが実際に使用した注染道具と、オリジナルデザイン「金魚花火」の型紙を展示しています。
天井から涼しげに垂れ下がるてぬぐい。
『四月の永い夢』特別パネルや予告編もこちらで流れています。
「かまわぬ」トークイベントの様子を紹介します!
中川龍太郎監督と「かまわぬ」が出会ったのは25歳のとき。かまわぬの高橋専務が前作の試写会をご覧になり、その翌週に中川監督がかまわぬ代官山店を訪れててぬぐいの作り方について尋ね、「いつか映画で使いたいな」と思ったのが本作『四月の永い夢』の始まりでした。#四月の永い夢 #かまわぬ
— 映画『四月の永い夢』全国公開中! (@shigatsu_yume) 2018年5月26日
中川監督「てぬぐいは高温多湿な日本の風土とあっているという話を聞いて感銘を受けました。てぬぐいに染料がゆっくり染み込んでいく様子と、この映画でゆっくりと時間をかけて感情が動いていく様子が似ていると思い、てぬぐい職人という題材を映画に選びました」#四月の永い夢 #かまわぬ
— 映画『四月の永い夢』全国公開中! (@shigatsu_yume) 2018年5月26日
中川監督「映画で風が吹き抜ける様子を撮りたいと思っていて、大きな扇風機を用意したりしたのですが、どうやっても風を画面に映すことができない。そう考えたときに、てぬぐいが風で微妙に揺らぐ様子を映せば、美しく風を表現できることに気付いたんです」#四月の永い夢 #かまわぬ pic.twitter.com/DQnii48VOa
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中川監督「予告編でも流れる、朝倉あきさんと三浦貴大さんがてぬぐい工場で寝転がるシーンは、最初は台本になかったんです。工場にロケハンに行ったときに天井から20m以上もあるてぬぐいが垂れ下がっている様子を見て思いつきました」#四月の永い夢 #かまわぬ
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中川監督「チューリヒの映画祭で、会場からの『私も親族を自殺で亡くしたんです』という質問で通訳さんが号泣してしまい、手元に持っていたてぬぐいをとっさに渡したら会場から『劇中に出てきたあのてぬぐいだ!』と盛り上がるというエピソードがありました」#四月の永い夢 #かまわぬ
— 映画『四月の永い夢』全国公開中! (@shigatsu_yume) 2018年5月26日
質問「初めて人生で3回観た映画が『四月の永い夢』なんです。画面の色調で意識したことはありますか?」
中川監督「ありがとうございます!主人公の心的な状態にあわせてロケ地の色や小物の色は意識しました。服は黄緑と青が基調になっており、それぞれ表す心情が違います」#四月の永い夢 #かまわぬ— 映画『四月の永い夢』全国公開中! (@shigatsu_yume) 2018年5月26日
中川監督「染物工場では正確な色を見るために本来は白色灯なんですが、スタッフから『それだと画が事務室みたいになってしまうので少し赤い光を乗せたい』という声があり、大喧嘩しました。その結果、よーく見てもらうと分かるのですが、場面に応じて両方の光を使っています」#四月の永い夢 #かまわぬ
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浅草「かまわぬ」で四月の永い夢のトークイベント。
作品と手ぬぐいの関係から、撮影や海外上映の時の話など。
作り手の制作や撮影にまつわる話はとても面白かった。
映画の1800円はけして安いわけではないけど、手ぬぐい同様、苦労して作られる手間を考えると、それ以上の価値があるんだよなぁ。→ pic.twitter.com/RQaYkBENvd— 魚の手紙 (@hs_2_babel) 2018年5月26日