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【PLS特集 追々加ロードショー編】

今日は録音編だったのですが、ただいま技術部が次回作の編集真っ只なかでして(精魂込めた力作です、楽しみにしててください)、代わって廣瀬がお送りします。

 

今回は『Plastic Love Story』が追々加ロードショーできるようになった経緯をご説明します。

PLSは下北沢トリウッドの3週間の上映で終わるはずでした。

僕たちのこれまでのロードショーは『Calling』と『雨粒の小さな歴史』を合わせての2週間でしたから、1作品で3週間と言うのはかなりのチャレンジでした。

宣伝のノウハウも知らないままに、とにかくチラシ配りを昼も夜も続けて、それでお客さんが見にきてくれて。

ポレポレ東中野の方がその頑張りを認めてくれて、追加ロードショーできることになったんです。

追加されたのは1週間のレイトショーです。親近感のあるトリウッドとは打って代わって、ポレポレは席が100席くらいある大きな映画館で、こんなに大きな映画館で僕たちの作品が上映されるのは初めてです。最初にスクリーンに映像が映ったときはスタッフ一堂「おおーっ」という声を上げました。

そんなポレポレですが、初日が大雪。お客さんの足が遠のきました。相変わらず宣伝のノウハウなどわからないので、ひたすらチラシ配りを続けました。少しずつお客さんが来るようになってくれて、もう少しで目標の1000人に届きそうでした。

いよいよ最終日。
目標に届くか届かないかぎりぎりの所です。前日から駆けずり回って、どきどきの前夜を迎えました。しかし、当日ドアを開けると大雪。ともかく上映時間ぎりぎりまでチラシ配りを続けたのですが、やはり目標まであと一歩届きませんでした。

 

雪が降ったこともあったけれど結果は結果、反省会を開いていました。そんな時になんと劇場さんから、まだまだ行けそうだから追加ロードショーしないか?とお話を頂けたのです。

しかも最初のトリウッドでの3週間よりも長い、3週間と2日の追加ロードショーです。

雪のなかでもお客さんが増え続けていたことから考えて、まだまだ動員できると考えて下さったみたいです。

チラシ配りが報われた、と思った瞬間でした。

 

次の日からさっそく新しいチラシを作り始めました。やっぱりまたチラシ配り生活を始めるなら新しいチラシを配りたいし、お客さんにもびっくりしてもらいたいです。

けれどなかなか納得のいくものができない。作っては消し、作っては消しの繰り返しです。
チラシとは言えどお客さんにもらってもらうのだから、チラシだけで1つの作品として成立するものじゃないといけないと思っていました。だから、綺麗さと商業性のバランスで悩みました。

悩んだあげく、ぎりぎりまで商業性を削って、1枚の絵として見てもらえるようにしようと決意しました。

完成したのが、白黒のチラシです。前回は踊る少女と一面の海という豊潤なイメージのチラシでしたから、今度は徹底して色をなくしたシンプルなものにしようと思って。(カラー印刷するお金もありませんし笑)

来週末には配り始められると思うので、楽しみにしていてくださいね。

とにかく削りに削って、削りまくって作りました。

映画のチラシにはあまり無いデザインにできたと思っています。

また長いチラシ配り生活が始まりますが、嬉しい悲鳴だと思って気合い入れていきます!

それでは。

 

 

『Plastic Love Story』追々加ロードショー

〈場所〉

下北沢トリウッド

〈スケジュール〉

3月20日(金)〜4月11日(金)

平日:20:00〜
土日:16:00〜/20:00〜

※毎週火曜日定休日

〈料金〉

当日一般1,500円
大学・専門1,200円
リピート割(前回鑑賞時の半券提示で)1,000円
女性3人組割(女性3人組で同一回ご鑑賞の方)お一人1,000円