わたしの見ている世界が全てLONELY GLORY

これがわたしの、家族自立化計画。

3月31日(金)ロードショー
  • マドリード国際映画祭 外国語映画部門 主演女優賞
  • グラスアジアン映画祭 正式出品作品

TRAILER

INTRODUCTION

個⼈主義へのささやかな挑戦を描いた
社会⾵刺エンタテイメント!

主演は『アイスと⾬⾳』の森⽥想。その他にも、中村映⾥⼦(『愛の渦』)、中崎敏(『ワンダーウォール劇場版』)、熊野善啓(『四⽉の永い夢』)、松浦祐也(『岬の兄妹』)、川瀬陽太(『激怒』)、カトウシンスケ(『ケンとカズ』)、⼩林リュージュ(『⾛れ、絶望に追いつかれない速さで』)、新⾕ゆづみ(『⿇希のいる世界』)、三村和敬、堀春菜など、⽇本映画の実⼒派が集結! 森⽥想は本作にて、マドリード国際映画祭主演⼥優賞(外国映画部⾨)を受賞した。

監督は、TAMA NEW WAVE映画祭特別賞・主演男優賞(池松壮亮主演短編『家族の⾵景』)、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭・ショートショートフィルムフェスティバル(短編『⼥優川上奈々美』)⼊選など多数の受賞歴がある新鋭・佐近圭太郎監督。2022年にはEXILE / 三代⽬J Soul Brothers from EXILE TRIBEの⼩林直⼰主演ドラマ『アイの先にあるもの』の監督を務め、前作『東京バタフライ』に続く⻑編⼆作⽬となる。

STORY

熊野遥風は、家族と価値観が合わず、大学進学を機に実家を飛び出し、ベンチャー企業で活躍していた。しかし、目標達成のためには手段を選ばない性格が災いし、パワハラを理由に退職に追い込まれる。復讐心に燃える遥風は、自ら事業を立ち上げて見返そうとするが、資金の工面に苦戦。母の訃報をきっかけに実家に戻った遥風は、3兄弟に実家を売って現金化することを提案する。興味のない姉と、断固反対する兄と弟。野望に燃える遥風は、家族を実家から追い出すため、「家族自立化計画」を始める―。

CAST & STAFF

  • 森田 想KOKORO MORITA熊野 遥風 役
  • 中村 映里子ERIKO NAKAMURA熊野 実和子 役
  • 中崎 敏HAYA NAKAZAKI熊野 拓示 役
  • 熊野 善啓YOSHIHIRO KUMANO熊野 啓介 役
  • 松浦 祐也YUTA MATSUURA宮本 司 役
  • 川瀬 陽太YOTA KAWASE松永 誠太郎 役
  • カトウ シンスケSHINSUKE KATO安藤 雅治 役
  • 小林 リュージュRYUJU KOBAYASHI坪川 義輝 役
  • 堀 春菜HARUNA HORI松永 明日香 役
  • 三村 和敬KAZUNORI MIMURA盛岡 憲太郎 役
  • 新谷 ゆづみYUZUMI SHINTANI山下 真実 役
  • 佐近 圭太郎 監督KEITARO SAKON
  • 森田 想KOKORO MORITA熊野 遥風 役

    2000年2月11日生まれ、東京都出身。松居大悟監督が手掛けた映画『アイスと雨音』で初主演を果たし、河瀨直美監督の『朝が来る』、NHK連続テレビ小説『エール』など、若手演技派女優として数々の話題作に出演。2022年には、映画『わたし達はおとな』『ミューズは溺れない』などに出演。

    Comment
    本作にて熊野遥風役を演じました、森田想です。家族の話はとても繊細で、私はちょっぴり苦手です。向き合うには照れ臭く、むず痒くなったり、胸が締め付けられたり。一人でそれなりに生きているつもりでも、周りに居てくれる誰かに支えられ、自分だけを見つめている人生では気付けないことがあるのに。リハーサルや撮影を通して、くすくす心の奥でにやけてしまうほど魅力的で頼り甲斐のあるキャストの皆さんと過ごした家族としての日々、そんな皆をせっせと巻き込む遥風の猛進さは、演じていて清々しいほどでした。熊野家のそれぞれにある物語が私は大好きです。撮影期間の私がそうだったように、未熟な自分さえ受け入れ向き合う時間を、この映画を通して作って欲しい。そして差し出してくれる手を握り返せるように。監督やスタッフさんとも丁寧に作ったこの作品を、皆様のお力を借りて、一歩一歩遠くまで届けたいです。どうぞ宜しくお願いします。
  • 中村 映里子ERIKO NAKAMURA熊野 実和子 役

    1988年9月14日生まれ、山形県出身。安藤モモ子初監督作品『カケラ』でW主演。中性的な役、芯の強いクールな役などが多く、怒り、悲しみなどの深い表現が得意。ドラマでは大河ドラマ「軍師官兵衛」、映画では『愛の渦』(三浦大輔監督)『予兆散歩する侵略者劇場版』(黒沢清監督)などに出演し、『愛の小さな歴史』(中川龍太郎監督)では主演を果たす。近作では『ボーダレスアイランド』『10ROOMS』(共に岸本司監督)に出演。待機作に連続ドラマW「ギバーテイカー」がある。

    Comment
    わたしの見ている世界が全て」じゃないぞ!って映画です。アイロニックなタイトルです。この映画の主人公は本当にとんでもなくてちょっと無理だなって思ったし、こんな家族嫌だなぁとも思ったのですが、これらが現代に蔓延しているかもしれないなんて!人間がつまらない時代になっちゃったのかもしれないです。寂しいです。でもこの映画の主人公、何故だか愛おしくて。そしてこの映画に出てくる人全員が愛おしいぞって気が付くと、じゅわっと熱くなるものがあります。人間がおもしろいのはなんでなのかに気が付くような。佐近監督の挑戦が多くの人たちに届きますようにと思います。そして、多くの人の心が響きますように。素晴らしい現場、素敵な組で作られた映画です。わたし自身にとっても大切な作品となりました。応援よろしくお願い致します。
  • 中崎 敏HAYA NAKAZAKI熊野 拓示 役

    俳優。北海道出身。幼少期をハワイで過ごす。2015年「3泊4日、5時の鐘」(三澤拓哉監督)で⻑編デビュー。出演作に映画「帝一の國」(17/dir.永井聡)、Netflix「TheOutsider」(18/dir.マーチン・サントフリート)、映画「ワンダーウォール劇場版」(20/dir.前田悠希)など映画を中心に国内外の作品に出演。近作に映画「ある殺人、落葉のころに」(21/dir.三澤拓哉)、映画「あのこは貴族」(21/dir.岨手由貴子)、映画「花束みたいな恋をした」(21/dir.土井裕泰)、映画「やがて海へと届く」(22/dir.中川龍太郎)等がある。

    Comment
    自分のやりたいことや達成したい目的に向かって行動していると、どうしても相容れない人とか考え方に触れることが沢山あると思います。この物語はそれでもそれぞれが大事にしてるものの為に奮闘する家族の物語です。誰が悪いとか良いとかっていうものはなくて、みんな一生懸命でみんな愛おしいです。どうか愛おしい熊野家の人々を劇場で応援してあげてください。宜しくお願いします。
  • 熊野 善啓熊野 啓介 役

    1984年3月12日生まれ。静岡県出身。劇団チャリT企画の劇団員として17年間活躍し2020年に退団。これまで舞台出演の本数は100本を越える。舞台だけにとどまらず映画、テレビ、CM、外画吹替など幅広く活躍中。主な出演作品として、佐近圭太郎監督「女優川上奈々美」「東京バタフライ」、中川龍太郎監督「四月の永い夢」「湯あがりスケッチ」がある。

    Comment
    どうもこんにちは。熊野です。いよいよ来年の公開予定となりました。この映画の事を考えるとき、僕は4兄妹が初めて揃った新宿のとあるビル、その会議室を思い出します。4人揃っての初の読み合わせ。僕の隠しきれない不安は思いっきり顔に出まくっていましたが、気付けばとても居心地の良い空間がそこにあって、この3人と家族ならきっと素敵な兄妹が映るなと強く実感しました。この4兄妹が出会うさまざまな人々にもぜひ注目していただけたら幸いです。
    多くの方に見ていただくために皆さまのお力をお借りできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします!
  • 松浦 祐也YUTA MATSUURA宮本 司 役

    1981年4月14日生まれ、埼玉県出身。B型。映画『フレンズ』(04年)、映画『キトキト』(07年)、NHK連続テレビ小説『瞳』(08年)、ドラマ『オルトロスの犬』(09年)、映画『クローズEXPLODE』(14年)、映画『闇金ウシジマくんPart3』(16年)、映画『岬の兄妹』(19年)、映画『泣く子はいねぇが』(20年)、Netflixドラマ『今際の国のアリス』(20年)、ドラマ『さまよう刃』(21年)、映画『ONODA一万夜を越えて』(21年)、ドラマ『黙黙』(22年)、映画『福田村事件』(22年)、ディズニープラスドラマ『ガンニバル」(22年)など多作品に出演。

  • 川瀬 陽太YOTA KAWASE松永 誠太郎 役

    1995年、助監督で参加をしていた福居ショウジン監督の自主映画『RUBBER‘SLOVER』で主演デビュー。その後瀬々敬久監督をはじめピンク映画で活躍。現在も自主映画から大作までボーダーレスに活動中。近年の主な出演作に『由宇子の天秤』(21)、『マニアック・ドライバー』『この日々が凪いだら』『夜を走る』『遠くへ、もっと遠くへ』『ミューズは溺れない』『やまぶき』『激怒』(ともに22)など。主なTV・配信ドラマに「anone」(18)、「ひとりキャンプで食って寝る」「監察医朝顔」(ともに19)「竜の道」(20)「レッドアイズ監視捜査班」「SUPERRICH」(ともに21)、「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」(22)など。冨永昌敬監督の『ローリング』山内大輔監督『犯る男』により2015年度第25回日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞を受賞。

  • カトウ シンスケSHINSUKE KATO安藤 雅治 役

    1981年東京都生まれ。2016年、『ケンとカズ』で第31回高崎映画祭最優秀新進俳優賞受賞。近作に『ONODA一万夜を越えて』『DANCINGMARYダンシング・マリー』『ボクたちはみんな大人になれなかった』『偽りのないhappyend』、大河ドラマ『青天を衝け』など。待機作に『ツーアウトフルベース』(22年春公開)がある。

    Comment
    佐近監督の誠実な眼差しの中でこの映画が生まれて良かったなと思います。不寛容さが広がるこの世界で、他者に想像力を働かせ、最後にこの映画を完成させる観客として皆様方一人一人の、あなたや、あなたの、見えているその世界が少しでも豊かになれば幸いです。佐近監督の眼差しの中でこうして生きられて僕は少しだけ人生が良くなった気がします。皆様の世界もほんの少しでも豊かになりますように。愛を持って行動出来たらいいなあ。皆んなの見えている世界がぜーんぶ楽しくなって皆んなが自分らしく生きられたら最高だなあ。
  • 小林 リュージュRYUJU KOBAYASHI坪川 義輝 役

    1989年5月30日生まれ。神奈川県出身。2011年、『恋の罪』(園子温監督)で映画デビュー。同じ年に、岩松了が作・演出を手がけた「カスケード やがて時がくれば」で初舞台。『こっぱみじん』(田尻裕司監督)、『走れ、絶望に追いつかれない速さで』(中川龍太郎監督)で注目を集め、『横須賀綺譚』(大塚信一監督)で映画初主演を果たす。近作に第34回東京国際映画祭AmazonPrimeVideoテイクワン賞受賞作品『日曜日、凪』(金允洙監督)、『激怒』(高橋ヨシキ監督)、『ピストルライターの撃ち方』(眞田康平)などがある。

    Comment
    がむしゃらに生きていると、自分の身近にいてくれる人たちがいるから生きていけているんだ、という事を感じられない身体になってしまったり、ついつい頭から抜け落ちてしまったり、そんな事があります。時にはそんな人たちの事を厚かましく思ったり、批判なんかしてしまったり。そして一息ついた時には、そんな自分を嫌いになったり、でもまた繰り返してしまったり。そんな愚かでファニーで愛くるしい人間たちを、ある家族の物語として佐近監督の温かい目線でスタッフ、キャストとともに作り上げました。皆さんのもとに届けられるまであと少し。どうかお力をお貸しください。
  • 堀 春菜HARUNA HORI松永 明日香 役

    1997年、神奈川県出身。2014年に映画『ガンバレとかうるせぇ』(佐藤快磨監督)でデビューし、『万引き家族』(是枝裕和監督)、『空(カラ)の味』(塚田万理奈監督)など数々の作品に出演。また、アジア圏での活動にも重きをおき、日韓合作映画『大観覧車』など映画や演劇で国際共同制作に参加している。

    Comment
    特に家族って好きとか嫌いとかそんなことじゃ片付けられなくて一番めんどくさくて、でもあの4兄妹を見ていてめんどくさいってバカみたいに愛おしいのかもしれないと感じました。突っ走る自己中心的な原動力が必要な場合もあるけれど、1人では生きていけないから少しずつでもお互いを認め合って気がついていきたいし、なるべく優しい世界を諦めたくないなー。この映画が公開されて劇場で皆さんと一緒に佐近監督の想いを受け取れる日が楽しみです!
  • 三村 和敬KAZUNORI MIMURA盛岡 憲太郎 役

    神奈川県出身。2005年頃より子役として活動を開始。近年の出演作に、沖田修一監督の『さかなの子』中川龍太郎監督の『やがて海へと届く』、須藤蓮監督の『逆光』、世田谷パブリックシアター主催公演『夏の砂の上』(栗山民也演出、2022年)などがある。

    Comment
    本読みのときは、佐近監督のお芝居を見る目が鋭くて少し身構えていましたが現場では伸び伸びお芝居ができる環境を作ってくださったので、楽しくてあっという間の撮影でした。日々の生活の中で見落としていることがたくさんあるけど、これから少しずつでも気付いていきたいと、この映画を観て思うようになりました。
  • 新谷 ゆづみYUZUMI SHINTANI山下 真実 役

    2003年7月20日生まれ。和歌山県出身。アミューズ所属。ちゃおガール2014オーディションで準グランプリを獲得。2016年からさくら学院のメンバーとして活動し、卒業後、女優としての活動を本格的に開始。初出演映画「さよならくちびる」(2019)で注目を集め、映画「やがて海へと届く」(2022)、映画「マイスモールランド」(2022)、ドラマ「卒業式に、神谷詩子がいない」(2022)などの話題作に出演。今後も映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」(2023年4月14日)などが公開。2023年待機作多数。

    Comment
    自分の想いと他人の想いが重なり合うことは少ないかも知れません。たとえそれが家族であっても。ですが、そんな世界でもひとりで生きていくことができない私達は、その想いをどう大切にし、時にどう分かり合うべきなのかを改めて考えました。
  • 佐近 圭太郎 監督KEITARO SAKON

    1990年、千葉県育ち。日本大学芸術学部映画学科監督コース首席卒業。池松壮亮主演の短編『家族の風景』がTAMANEWWAVE映画祭特別賞・主演男優賞など多数受賞。短編『女優川上奈々美』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭に入選、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018にて正式上映される。2020年には初の長編『東京バタフライ』が劇場公開。2022年にはEXILEの小林直己主演ドラマ『アイの先にあるもの』の監督を務めた。

    Comment
    タイトルにも込めましたが、私は自分から見えている世界だけを信奉し、その他の世界への想像力を持たない人や、その振る舞いに対してずっと違和感を抱いてきました。というより、この映画を作ることを通して、自分が心の奥底で抱いていた気持ちに気づいた。というのが本音です。
    また、「何かを成し遂げるためには犠牲が必要だ」と時折耳にするフレーズがあります。これは自己犠牲の範疇ならば自由ですが、他者を巻き込んだ上で、これを前提化することは自己実現を目的とした欺瞞であり、ただの暴力でしかないぞ!という怒りに近い気持ちがふつふつと込み上げてきた結果、『わたしの見ている世界が全て』という物語が立ち上がりました。
    みんなが色々な苦しみや葛藤を抱えて日々を生きてるし、それは決して他者から簡単に見えるものではないという想いを込めた映画です。
    この想いを、東京のみならず、全国に暮らす人々と分かち合うことができたらこんなに嬉しいことはありません!よろしくお願い申し上げます!

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